摘み採り・製茶・仕込みまで効率化された作業工程。特に煎茶の原料となる「荒茶」のパッケージングは鮮度を保つため30kgごとに分け、 真空パックし、段ボール箱に詰めてマイナス10℃で低温保存しています。
人の手を介さないようレイアウトされた清潔で衛生的な仕上げ工場内。(写真左)お茶に混入している不純物を取り除くための異物除去機。(写真右)
四季の色あいが豊かな粟ヶ岳山麓の大塚製茶契約農園は、日本一の茶の生産量を誇る掛川市東部に位置しており、養分と空気を含んだ肥沃な土壌、昼夜の寒暖の差が大きい気候、山間部特有の霧が発生する地形がしっかりした茶樹を育て、柔らかな葉質を育みます。 江戸時代より徳川家康の幕臣、掛川城主山内一豊より現在の領地を賜わり、開拓した耕作地を受け継がれてきた有機肥料を主体とした栽培で、徹底した茶園管理を心掛けてきました。 かたくなに受け継がれている有機肥料づくりは牛フンを主体に椎茸のホダ木の曵き粉・発酵を促すバクテリアなど巧みな割りたいを守り、年2回の(秋と春)施肥をします。 また、新茶のための茶樹の勢いを与えるため、根に酸素を入れながら、古い根を切り若根を生むための中・深耕作業など大量生産より、おいしいお茶づくりを第一の目標に頑張っています。 このような最高の茶園で丹精込めて育てられた希少の茶葉は、荒茶にされ、新鮮さが保たれるマイナス十度の低温貯蔵庫に保管されます。製造ラインでは人の手を介さない衛生的な搬送システムにより仕上げ工程に進みます。仕込みの段階では茶葉の大きさを3段階にわけ、遠赤外線火入れとマイクロ波による水分除去により風味を守り、深蒸し茶独特のコクのあるまろやかさを生み出します。 貯蔵されたお茶は「真空パック」され140年余の歴史を持つ老舗の味を守り続け、皆様にお届けしています。私達は「日々是丹精」を合言葉に、皆様にご満足いただける、おいしいお茶づくりに励んでいく所存です。
こだわりをもった「味づくり」は、昭和30年から皆様にお届けしている「深蒸し茶」の製法に切り替え、数々の品評会で最高の栄誉に輝き、平成5年には、当生産地が献上茶園として選ばれ、そのこだわりの心が実証されています。 また、当社会長の大塚弘明は「茶審査技術認定師」として、また社長・大塚裕彦は第50回全国茶審査技術競技会において、個人戦上位に入賞するなど、「味づくり」向上のために、日々研鑽しています。
創業以来受け継がれてきた『自然の味を大切に』の心がしっかり実を結び、お茶の最大消費地である東京都、 その優良茶品評会では平成11年より15年連続して一等賞を、そして平成24年には東京都優良茶品評会において最高の賞である農林水産大臣賞を受賞いたしました。 平成19~25年にも最大の生産地である静岡の県知事賞を受賞しました。
近年の受賞歴 | |
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平成11年 | 東京都優良茶品評会一等 |
平成12年 | 東京都優良茶品評会一等 |
平成13年 | 東京都優良茶品評会一等 |
平成14年 | 東京都優良茶品評会一等 |
平成15年 | 東京都優良茶品評会一等・静岡県知事賞 |
平成16年 | 東京都優良茶品評会一等・神奈川県知事賞 |
平成17年 | 農林水産大臣賞 |
平成18年 | 東京都優良茶品評会一等 |
平成19年 | 東京都優良茶品評会一等・静岡県知事賞 |
平成20年 | 東京都優良茶品評会一等・静岡県知事賞 |
平成21年 | 東京都優良茶品評会一等・静岡県知事賞 |
平成22年 | 東京都優良茶品評会一等・静岡県知事賞 |
平成23年 | 東京都優良茶品評会一等・静岡県知事賞 |
平成24年 | 農林水産大臣賞・静岡県知事賞 |
平成25年 | 東京都優良茶品評会一等・静岡県知事賞 |
平成26年 | 東京都優良茶品評会一等・最高金賞二席 |
平成27年 | 東京都優良茶品評会一等・静岡県知事賞 |
平成27年 | 最高金賞三席(同一荒茶・内田工場長) |
平成27年 | 最高金賞四席(同一荒茶・山本公啓) |
平成28年 | 東京都優良茶品評会一等 |
平成28年 | 最高金賞一席(同一荒茶・鳥居大樹) |
平成28年 | 最高金賞三席(同一荒茶・内田工場長) |
平成28年 | 最高金賞四席(同一荒茶・山本公啓) |
平成28年 | 静岡県知事賞(煎茶の部)優等 |
平成29年 | 最高金賞三席(同一荒茶・内田工場長) |
平成29年 | 静岡県知事賞(煎茶の部)優等 |
平成30年 | 静岡県知事賞(高級煎茶の部)優等 |
令和元年 | 静岡県知事賞(高級煎茶の部)優等 |